2011年9月8日木曜日

搬入1日目


朝、カイの「もうダメだ〜」という声で起こされる。

午前中の予定は、銀行、携帯、買物。
現金は去年の残りの20ユーロくらいしか持っていなかったので、まずは銀行へお金をおろしに行く。こちらの銀行はセキュリティがしっかりしていて、中に入る時、まず自動ドアではない扉があり、入口のボタンを押すと扉のロックが開き、はじめは2〜3人しか入れない小さな空間に入る。中に入り扉が閉まると自動的に扉のロックがかかる。次の扉を開くには、外から入って来た扉のロックがかかった後からでないと開けない仕組みになっていて、2番目の扉を開くと、やっと銀行の中に入れる。出る時はこれの逆の手順をふまないと外に出られない。中にATMがあるので、ひとりの場合や少し多めにお金を引き出す場合は、こうやって建物の中でお金を引き出す方がいいと、グザヴィエが教えてくれる。
お金をおろしてから、こちらで携帯を使えるようにするために、グザヴィエが自分の携帯を買ったという店がNation(ナシオン)にあるというので、そこの携帯ショップに行く。私は携帯の本体は持っているので、SIMカードを買い替えて、25ユーロ分のプリペイドをチャージする。これには5ユーロ分の通話料がサービスで入っているので、30ユーロ分の通話が可能。
カイは一番安い携帯を買い、同じくプリペイド25ユーロ分を買う。カイの携帯本体は24ユーロ。はじめに通話分5ユーロがサービスでついている。プリペイドの+5ユーロを合わせると、全部で35ユーロ分の通話ができる。3週間の滞在には十分だろう。

Nationから歩いてVoltaire(ヴォルテール)へ戻る。途中、栗がたくさん道端に落ちている。マロニエの木にマロン(栗)がたくさんなっていた。



Voltaireへ戻り、スーパーで食材などの買物をして、家に戻って昼食にする。


これらのパン、ハム、チーズはそれぞれたったの1〜3ユーロ。ワインも2〜3ユーロのもの。信じられないくらい安くて美味しい。

お昼を食べて、メトロでカルネ(10枚の回数券 12.50ユーロ)を買い、展覧会の会場のエスパス・ジャポンへ向う。
途中、パリで一番安い(と思う)の写真用具の店でフィルムを30本買う。Kodakのトライ-X400が1本3.4ユーロ。10本単位で買える。

エスパス・ジャポンで搬入。
額を貸してくれたので、小さい写真でも何とかさまになってホッとした。
19時半で今日のところは終わる。明日また続きをする。

20時、カイに部屋を貸してくれるという呂さんの知人・木下さんが、鍵の受け渡しや家の説明をしてくれるというので、Porte Dorée(ポルト・ドレ)まで行く。部屋は、呂さんの家のすぐ隣のこぢんまりしたところ。ベッドひとつ、シャワー、小さな台所がついている。ひとりで寝る分にはこれで十分。

21時、グザヴィエの家に戻り、軽く夕食。