2010年6月2日水曜日

引越/ギャラリー2度目の搬入

今日から私はナディアさんの友人のヴェロニクさんの家に泊めてもらうことになったので、グザヴィエの家から荷物を運ぶ。
甲斐とグザヴィエが一緒に荷物を運んでくれた。

メトロに乗る時、グザヴィエが、13〜4才くらいの女の子2人が立っているのを指さして「彼女たちはスリだ」と教えてくれる。どうみても普通の小学生か中学生くらいの女の子だったが、彼女らが私たちと同じ車両に乗り込むと、いきなり他の男性が彼女をつかまえて何か言っている。
どうやらスリが見つかり、その場で捕まったようだった。
男性は次の駅で彼女たちを降ろし、どこかに連れていった。

ヴェロニクさんの家は20区の、メトロJourdain(ジュルダン)駅から歩いて5分ほどの静かな細道の途中にある。
12時半頃、家に着くと、猫2匹(灰色・長毛のプリュム&短毛・白とグレーの斑のヌガティー)が出迎えてくれた。

荷物を運びこむと、ヴェロニクさんはすぐに仕事に行かなければならないというので、私は彼女から鍵を預かると、甲斐と買物に出かけることにする。
呂さんのアパート近くのスーパーで食材を買い、昼はパスタを作って食べる。
部屋で甲斐が何やらゴソゴソしているので尋ねると、今朝グザヴィエの家でお金を数えたときは195ユーロあったのに、ウェストポーチの中にも鞄にもポケットにも、どこにも見当たらないという。どこかで落としたのか、グザヴィエの家に置き忘れたのかもしれない、というが、もしかしてスリにあったのかも、という考えも一瞬脳裏をかすめる。

午後は、ギャラリー。明日からフランスの人気漫画家、エマニュエル・ギベールと甲斐との2人展になるので、その搬入に行く。といっても、甲斐の写真を少し外してエマニュエルの絵を飾るだけ。そんなことは、本当はギャラリーの仕事なのだが、スタッフのエリックは日本で結婚式を挙げるといって1ヶ月ほど休暇中で、西川さん一人なので、たぶん彼は他のことに手一杯で展示替えをする余裕はないだろうと思い、ギャラリーに行ってみると、予想通りだった。
明日がオープニングなので、準備ができていないとなるとエマニュエルにも失礼なので、何とか形になるように準備する。

搬入は全て終わっていないが、7時には切り上げて帰り、呂さんのアパートで自炊しようとするが、材料が足りないので買いに行こうと昼間のスーパーへ行くが、すでに閉まっていた。
他の店をさがし、すぐに調理できそうなものを適当に買い、作って食べる。

10時すぎになり、家に帰る頃には暗くなりそうなので、甲斐にヴェロニクさんの家まで送ってもらう。