2010年6月16日水曜日

ブック・フェア&サイン会開催("l'Arbre à Lettres"書店にて)

Rue de Belleville(ベルヴィル通)の巨大壁画
ヴェロニクさんの家からBelleville(ベルヴィル)まで歩き、そこからメトロでグザヴィエの家へいく。
午前中はPC作業。メール、Skype等。

午後7時から、République(レピュブリック)の書店 "L'Arbre à Lettres"(ラーブル・ア・レトル "手紙の木")で、エマニュエル・ギベール、フィリップ・アダム、ナディア・ポルキャールの三人の作家とともにブックフェア&サイン会が開かれる。
ジャン・フィリップ・トゥーサンにも声をかけていたが、彼は多忙で参加できず。

Emmanuel Guiber(エマニュエル・ギベール)と甲斐扶佐義

甲斐のお姉さんへのお土産。エマニュエルのサインと絵


エマニュエルの画集"japonais"(ジャポネ)を買って、サインしてもらう。
エマニュエルはサインと一緒にイラストを必ず描いてくれる。しかも、エマニュエルがその人に持つ印象で描く。
甲斐が、元バイトのチアキちゃんに"japonais"を買ってきてくれるよう頼まれていたので、チアキちゃん用にもサインを求めると、「彼女はどういう人か?」ときかれ、甲斐が返答に困って「ミステリアス。例えばたくさん酒を飲んで店のトイレで眠ったりする」と伝えると、「ほう。それはミステリアスだ!」と言って、馬の尻(後部からみた馬)を描く。私には「笑う月」を描いてくれた。
私はナディアの小説 "Tatami Pop"も買い、ナディアにもサインしてもらう。
エマニュエルのサインと絵。"Un Sourire(微笑)"

少し人が集まってきたところで、甲斐を囲んでフィリップ・アダム、エマニュエル、グザヴィエ、ナディアが並び、グザヴィエが進行役、フィリップが代表してスピーチをしてくれる。
エマニュエルの画集"japonais"の中に、ほんやら洞の絵があるということを、グザヴィエが本を開いて紹介してくれる。

エマニュエルも、フィリップも、グザヴィエも、ナディアも、京都に滞在中、甲斐の店「ほんやら洞」「八文字屋」によく来てくれた。
みんな京都を懐かしがり、甲斐がパリに来たことを心から歓迎してくれている。

パリに住む友人・知人に今日のイベントをメールで知らせたおかげで、呂さん、ギランさん、一緒にロワールへ行ったイザベル&ドニ、呉昊さん、フランソワーズさん、先日ギャラリー・グラン・エターナにきてくれた猫好きの女性、元関西日仏学館館長のアラン・ルマットさん、甲斐とは30数年ぶりのゲタンさんなども来てくれる。
猫好きの女性は、甲斐に何やらプレゼントを渡したあとで、私のところへきて(彼女はフランス語しか話さないので甲斐と直接会話ができない)小声で、「カイは本当に猫が好きなの?」ときくので、そうだと答えると、私をレジのカウンターまで引っ張ってきて、カウンターの上に置かれている猫の本を指して、「これをカイにあげたんだけど、気に入ってくれるかしら?」と嬉しそうに言った。
l'Arbre à Lettres店内。ブックフェアに来てくれた人々


ブックフェアが終わった後、みんなで近くのレストランへムール貝を食べに行く。
エマニュエルには、甲斐から写真を1点プレゼント。搬出の日、終わった後で彼の秘密の場所に案内したいと言ってくれる。
食事代は、みんなが甲斐と私の分を出し合ってくれた。大感謝。