2010年5月19日水曜日
モンマルトル(18区)
12時頃、昨日注文したフィルム100本をとりに行く。フィルム代565.71ユーロを甲斐の代わりに立て替える。
サンケイの山口さんより、今日の午後3時にギャラリーで会う予定だったのを、場所を変えて欲しいとメールがある。ギャラリーの人ぬきで話したいそうだ。シャンゼリゼ通りにあるMarriotte Hotelのロビーを指定されたので、3時にそこへ行く。
甲斐の取材かと思ったら、日本文化センターが窓口で、11月にフランス中央部の街でテーマは「日本」という芸術展が開催されるので、それに出品する気はないかという話だった。ぜひ出したいと返事すると、すぐに担当者の人に伝えておくわ、と言ってくれ、後でこちらからも日本文化センターに電話するように言われる。
山口さんと別れた後、ギャラリーへ顔を出し、すぐに甲斐と2人でモンマルトルへ行くことにする。
サン・ラザール駅まで歩き、そこからメトロでピガールまで行く。そこから歩いてモンマルトルの坂道を登っていると、角を曲がったところの建物の窓の中に、アラン・ルマットさんの顔を見つける。またまた偶然、そこでアランさんの友人の展覧会をやっており、その前を私たちがたまたま通りがかったのだった。度重なる偶然に、何だか恐いような、不思議な感じを覚えた。
モンマルトルの頂上のサクレ・クール寺院前は私のお気に入りの場所のひとつだったので、ぜひ甲斐に見せたいと思い連れていく。中には入らなかったが、そこからパリの街を見下ろす景色は最高。
裏側の絵描きが集まって絵を売っている広場の近くの店でジェラートを買い、ほおばる。
サクレ・クール前の大階段にはいつも大道芸人や多くの観光客であふれかえっている。階段の柱の上では、サッカーボールを操った芸をみせる黒人が注目を集めていた。
坂を降りていくと、坂の途中からAnversの前まで、何を並んでいるのかわからなかったがものすごい人で長い行列ができていた。
6時半頃もどると、今度のエマニュエルとの2人展用のパンフレットを作るのに印刷のことについて、ニュース・ダイジェストの編集長と西川さんが打ち合わせ。
今日の昼頃、西川さんから、パンフレット作りを手伝ってくれないかと言われたが、まだ何のテキストも画像もない状態から、1日か2日で10数頁のものを作るつもりでいるのには驚いた。
安くあげたいという西川さんの気持ちは分かるが、もし私に任せてくれるのなら、完全データを作るくらいのことはできるが、それなりの日数と報酬をもらわないとできません、ということをはっきり伝える。
夜は、早めにグザビエの家に帰って甲斐、グザビエ、ファビアンヌと一緒に食べる。甲斐は食後、村澤さんの家へ帰る。