2010年5月13日木曜日

フランソワと散策(19区ビュット・ショーモン公園周辺)


3時にフランソワと待ち合わせて、彼の家の周辺(19区)を散歩する。
まずはParc des Buttes Chaumont(ビュット・ショーモン公園)。これは私が2年前、最後に訪れた公園。巨大なマロニエの木には花が満開。

公園の近くの、パリでは珍しいという一戸建ての家が並ぶ古い住宅街も案内してくれる。昔、ビュット・ショーモン公園は採石場だったらしく、その採石場の関係者がこの住宅に住んでいたらしい。この辺は坂になっていて、一番上は一番大きな家(パトロンの家)、下に行くほど段々と小さい家になっており、そこは雇われ労働者たちの家だった。昔は貧しい地域だったが、現在パリでこのような一軒家は裕福な人しか住めないものらしい。

次に、Canal Saint-Martin(サン・マルタン運河)まで行き、運河沿いを下る。映画「Hotel du Nord」で「Atmosphère, Atmosphère」と叫ぶシーンはここだ、とフランソワが教えてくれる。近くに「Atmosphère」という名前のカフェもあった。両脇の木はマロニエ。


運河沿いにある、映画「Hotel du Nord」で有名なHotelで休憩。甲斐とフランソワは赤ワイン、私はオレンジジュースを飲む。このHotel du Nordは、映画の撮影時、ロケを拒否したらしく、映画のホテルは実はスタジオにセットを作って撮影されたものらしい。


フランソワの家に戻ると、フランソワが料理を作ってくれる。待っている間、娘のバイヤちゃんが食前酒を運んでくれたり、猫のグリグリがすりよってきたりする。
グリグリが外に出たいと、ベランダの戸をカリカリひっかいて合図をすると、フランソワがバスケットを用意してその中にグリグリを乗せ、紐で吊るしたバスケットで降ろしてやっていた。



料理はフランソワがイタリアン&フレンチ風に作ってくれる。チーズを包んだ一口サイズのパイ、イカスミとイクラのパスタ、チーズ、もちろんワイン。食後は娘と奥さんが作ってくれたチョコレートケーキ、イチゴのデザートをいただく。

帰りはフランソワが車(バンソンからもらった特注のVolvo)でグザヴィエの家まで送ってくれる。途中、ルーブル美術館やエッフェル塔など回ってくれて、夜のプチ・パリ観光をする。

ルーブル美術館


エッフェル塔