2010年5月26日水曜日

シーボルトハウス(SieboldHuis)/エルスケン写真展


午前中、まずはディックさんと一緒にライデン大学に行く。甲斐とも知人であるディックさんの友人の研究室にあいさつに行くが、留守だった。
10:00、シーボルトハウスの館長・ハンスさんに会う。まずは館内を説明しながら案内してくれる。
シーボルトハウスは素晴らしいコレクション。よくこれだけのものを集められたものだ。動物、植物の収集品は日本にとっても貴重なものばかり。シーボルトが日本から持ち帰った植物はオランダの景観を変えたとも言われているそうだ。

このシーボルトハウスの最上階の部屋で、2012年6月半ば〜8月半ばの2ヶ月間、甲斐の写真展をすることになった。
カタログを日本語・英語・オランダ語で作るか、ディックさんが日本論を解説に書いてくれるか、どんなテーマにするか、写真のサイズや点数はどうするかなど、詳しいことは今後ゆっくり決めるとして、とりあえず日程を押さえておく。

打ち合わせの途中から、次期館長のディックさんも参加する。今の館長は来年東京へ行くことになっているそうだ。次期館長のディックさんも以前、京都に住んでいたことがあり、流暢に日本語を話す。甲斐の展覧会をする時は、このディックさんにお世話になる予定。

打ち合わせ後、ディックさん、館長、次期館長らと5人でお昼を食べに行く。


午後は、ディックさんが車でロッテルダムまで連れていってくれる。
Las Palmasという美術館でエルスケンの写真展"TOKYO SYMPHONY-東京シンフォ"(と日本語で書いてあった)を見る。3つの大画面に写真を投影し、音は別に録音したものを同時に流していてとてもおもしろい見せ方だった。
館内はとても現代的。いろんなアートシーンを見て体験して楽しめるところ。映像関係の美術館なのかな?
ここではよく、興味深い写真展をやっている、とディックさんが教えてくれた。

一旦ディックさんの家に戻り、テイクアウトのインドネシア料理を買ってきて夕食にする。
インゲさんはサッカーか何かの中継で通訳の仕事のため、留守。


今の季節は夜10時すぎまで明るいので、食後の散歩がてら、8時頃から市内見物に行く。
歩いていると、すぐ近くの路地に画家・レンブラントの生まれた家があった。その家の前の広場には、キャンバスを前にしてレンブラントの子ども時代を形どったような像が立っていた。

ライデンの街並はこぢんまりしているがとてもきれい。



普通のアパートの扉をあけてディックさんが入って行くのでついていくと、そこはきれいな中庭を公開しているアパートだという。
ライデンには、こういう風に中庭を公開しているところがいくつあるそうだ。



ライデンの城跡。



道路に描かれたピクトグラムもおもしろい。



前籠がない自転車が多かったが、自転車の後ろにはいろんなデザインのフタ付きカバンをつけている。このカバンが欲しくなる。



新ライン川と旧ライン川の合流地点。



夜はディックさんお勧めの日本酒で誕生日を祝ってくれるが、実は風邪気味で味がほとんどわからなかった。もったいないことをした。