2010年5月21日金曜日

Strasbourg St-Denis (10区)



ストラスブール・サン・ドニ(10区)のルフェーブル巴さんとルンツェ清さん夫婦の家に招待される。巴さんの兄・ケンジさんも来ていて、みんなで巴さんの手料理をいただいた。ルフェーブル兄妹は日本&フランスのハーフで、清さんはドイツ&日本のハーフ。巴さんは妊娠中でお腹が大きかったが、食事の後、家の周辺を案内してくれた。



歩いていると、停まっている車のボンネットの上にぺったり身体をくっつけて気持ち良さそうに眠っている男性がいた。この男性はいつもこうやって車の上で眠っているのだという。彼のもうひとつの趣味は、柱に貼り付いたシールを剥がすことらしい。



さらに歩いていると、髪の毛が地面につきそうなくらい長い男性が果物屋の前に立っていた。巴さんは以前、振り袖で歩いてみたが誰も振り向かなかったくらい、この辺りにはいろんな人種が混ざり合い、いろんな格好をした人が闊歩しているのだそうだ。一日中、歩いている人を見ているだけでも十分楽しめそうな場所。

まず案内してくれたのは、インド人街の路地。インドの香辛料をたくさん売っている店もその路地の中にあった。



そして、アフリカ系の黒人街。アフリカ系美容院やネイルサロンなどが多く並んでいた。ネイルサロンのスタッフで中国人が多いのは、アジア系の人間は手先が器用だからだろうと巴さんは言っていた。



カメラを構えると警戒する人が多く、写真は撮りにくかったが、すれ違い様に突然「オレを撮ってくれ!」と言ってくる真っ白なTシャツを着た黒人男性もいた。とにかく黒人が多く、彼らは何をするともなく屯ろしている。キレイな2人の黒人女性の周りに7~8人の男が、ヘアサロンの勧誘&ナンパで群がっており、メトロに乗ろうとしている女性は身動きがとれなくなっていた。

黒人街を抜けると、目前に大きな綺麗な区役所の建物が建っている。巴さんと清さんはここで結婚式を挙げたらしい。少しだけ中を見学したが、式場は扉が閉まっており、見ることができなかった。



そこからエスパス・ジャポンが近いというので、ついでに寄ってみることにした。昨日、巴さんと清さんは、生まれてくる子どもの名前を考えるために何か参考になるものはないかと思い、エスパス・ジャポンの図書館に行ったらしい。そこの司書のおじさんがいろいろとアドバイスをしてくれて、とても感じがよかったという。
今日も行くと、巴さんと清さんのために、司書の人が紙に名前を書き出してくれていた。本棚をチェックすると、先日渡した写真集「Streets of Kyoto」が並べられていた。事務所をのぞくと甲斐の展覧会のヴェルニサージュにも来てくれた、オブニーの小沢さんと、以前ここに来た時お会いした小沢さんの息子さん・ダンさんもいたので挨拶する。
ここのスタッフは皆、甲斐さんの写真がとても気に入っているので、来年は是非エスパス・ジャポンで展覧会をやってほしいと言われる。事務所の入口の扉には甲斐展覧会のポスターも貼ってくれていたので甲斐が「記念に一枚撮って」というので撮る。



パサージュを通ってさらに歩いていると"FLO"という綺麗なレストランがあった。有名な所らしく、巴さんが中を見せてもらえるように店員に話をしてくれて、中をのぞかせてもらう。内装はとても古く伝統的なものだそうだ。



"FLO"の通りをずっと入っていくと、ウィンドーに海岸沿いのどこかの街の絵が描かれた店があった。店内にはテーブルが5〜6台置かれ、それぞれに4〜6人くらいの男性が、カードゲームや麻雀のようなゲームを熱心にしている。マスターにウィンドーの絵はどこの街か尋ねると、黒海近くの街だという。彼はそこの出身なのだそうだ。気さくで面白いおっちゃんだった。私と巴さんはトルコのお茶をもらい、甲斐はその街のお酒(パスティスのような味)を飲む。



サン・ドニの門まで戻り、そこから今度は南の方へ行く。その通りは昔からの娼婦街で、今も娼婦が立っている。彼女たちはやたらと胸を強調していたが、形は不自然にもりあがり、堅そうだった。絶対にカメラを向けるなと注意されたので、撮りたいのを我慢して通りすぎた。
途中、アーケードになっている路地に入ると、そこは布の問屋街らしく、洋服や布生地、大量のマネキンなどがショーウインドーから見え、その前を学校帰りの小学生が数人通り過ぎた。中国人、黒人の子どもたちが多い。

巴さんと別れ、20時にオデオン(6区)のカフェで、ギランさんと待ち合わせ。彼は今度、ロワールに彼のワインのブドウ畑(シャトー)を持っていて、そこに案内してくれるという。



ギランさんと食事をするのかと思っていたが、彼は忙しく、弟の誕生日のためにこれから出かけなければならないというので、一杯つきあっただけですぐに別れる。ロワールには来週の金曜日から日曜日に招待してくれる。