2010年5月23日日曜日

Ivry(パリ郊外)散策

ジェロームの母・アンドレさんの家は、パリ南郊外のイヴリーというところで、メトロ7番線の終着駅の改札を出て、すぐ隣の高層マンション。
昨晩から、その広いマンションに一人で泊まる。
天井が2階分ほどあるアトリエの片隅に、今は日本にいるジェロームのベッドがあり、それを貸してもらった。
昼すぎ、甲斐が来たので、一緒にイヴリーを少し散策することにする。

マンションを出る時、エレベーターの中で一緒になった、スーツで正装した、背が高くてなかなか男前の若い黒人男性が、甲斐が首から下げているカメラを指さし、「フォトグラファー?」と話しかけてきた。なんだか、嬉しそうだがそわそわしているなあ、と思っていたら、エレベーターの扉が開いた途端、扉の向こう側に小さな黒人の男の子が立っていて、待ちわびていたかのようにその子を抱き上げ、ビズをして、再びその子と一緒にエレベーターに乗り込んだ。なんだかよくわからないが、劇的なシーンを見たような気がする。
マンションを出ると、車に白い飾りをつけている男性がいて、その車の陰から、ドレスを着たかわいい子どもが飛び出してきた。歩道や車の周りにはドレスアップした人たちもいて、どうやら結婚式があったようだ。さきほどの黒人男性は、もしかしたら新郎だったのかもしれない。



少し歩いて行くと、イヴリー市役所の建物があり、前の広場では男性たちがペタンクをしていた。
甲斐に、これがペタンクだと教えると、「なんだ、これがペタンクか。鴨川でもよくやってるやつや」と、初めてペタンクを認識した様子。もっとちゃんと撮りたそうにしていたが、遠慮して遠くから撮っていた。



きれいな公園や、小さなかわいらしい一軒家が並ぶ一帯を少し歩いて、途中でパンを買って戻る。



夕方は、甲斐が今しばらく泊めてもらっている村澤さんの家(サン・ジャック/14区)へ行く。村澤さんは今晩は用事があるらしく留守だったので、勝手に冷麺を作って甲斐と2人で食べる。