2010年5月30日日曜日
ソラちゃんとの一日
朝、牛の鳴き声で目覚める。
外に出ると、甲斐が牛の写真を撮っていた。近づくと牛たちにジーッと見つめられる。
午前中は樹齢400年程のオークの森に行く。
ギランさん、イザベル&ドニさん、ジャン・ベルナールさんの息子アキト君が犬のカラスと一緒に来る。
昼はジャン・ベルナールさん家族もきて一緒に食事をする。ソラちゃんが食後のデザートに、庭のサクランボの木からサクランボをたくさん摘んできてくれる。
話している最中に、ジャン・ベルナールさんが急に甲斐の肩をもみだした。するとジャン・ベルナールさんの肩をギランさんが叩き、その後ろにアキト君、その後ろにはソラちゃんが、次々と前の人の肩叩きをはじめた。
食後の運動にソラちゃんと卓球。
この後、さらに私はサクランボ摘み競争、鬼ごっこ、ブランコ、とソラちゃんの遊び相手をする。朝から隣の犬・ワンダ(白いラブラドール?雑種?)がひとりで遊びにきていて、つきまとってくる。ソラちゃんと鬼ごっこをしていると、自分が遊んでもらっていると思ったのか、とびついてきた。
久しぶりに子どもや犬と一緒に遊び、心から楽しむ。
ワンダは牛にまでちょっかいを出して遊んでいる。
ソラちゃんと遊び疲れ、少し休もうと自分の部屋に戻ったが、すぐにソラちゃんが呼びにくる。10分だけ休ませて、というと、「わかった」と言って出て行ってくれたが、数分たつとまた呼びにくる。「あと5分」「わかった」と言ってもすぐにくる。数回それを繰り返し、結局あまり休めなかった。
ギランさんとソラちゃん、甲斐とで近くの城を見に行く。
そこの城主はギランさんの兄が知り合いらしく、昨日は電話で連絡がとれたが、今日は連絡とれず。ガイドブックには載っていない城だが城主のOKがあり、誰もいなくても外から見るだけならいいそうなので、見に行くことにする。
ボロボロの建物の中に、フランスで一番古いというブドウの圧搾機が置いてあった。
城の外の敷地に一頭の山羊がつながれているのをソラちゃんが見つけ、さわりにいく。
ソラちゃんを家に送りに行き、ジャン・ベルナールさん、ケイコさんに挨拶をする。
ジャン・ベルナールさんは甲斐の写真を1枚買ってくれた上に、家の隣に建てている彼自身が設計したアトリエを見せてくれる。彼はかなり大掛かりな彫刻作品を作る現代アーティストだった。今度、日本でも展覧会をしたいそうで、そのカタログを作るときは私に手伝ってほしいともいってくれる。
8時半頃、ギランさんの家を出てまたギュウギュウ詰めの車で出発。
10時半頃パリに着く。
途中、ダイアナが事故死した道も通る。
ドニさんはグザビエの家まで送ってくれる。
グザビエとファビアンヌにはお土産にもらった1943年のワインをプレゼントして、みんなで飲む。
先週、本屋「La Chambre Claire(明るい部屋)」に置いてもらった甲斐の写真集が、もう全部売り切れたとグザビエからきく。